そもそも塗料の種類の違いって何?④フッ素塗料
2017-06-21
塗料の成分
塗料とは、「顔料、添加剤、合成樹脂」これらの3つの成分を混ぜ合わせたものをいいます。
・顔料:色を形成する役割
・添加剤:樹脂を溶かす希釈
・合成樹脂:耐久性などの保護機能
この中でも合成樹脂は、4つの種類があり、どの合成樹脂を使うかによって
耐久年数が大きく変わるので、塗料を選ぶので一番重要です!
合成樹脂
合成樹脂は油性(シンナーを溶剤とした塗料)と水性(水を溶剤とした塗料)に分類されます。
水性は1液タイプと2液タイプの2つにわかれます。
1液タイプ・・・主剤を希釈して使用します。素人の方でも使いやすいです。
2液タイプ・・・主剤と硬化剤を混ぜて希釈して使用します。
混ぜた塗料は半日もすると固まってしまうため、使う分量だけ混ぜるようにしましょう。
図で見ていただいたように、合成樹脂は「アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素」の4種類あります。
今回は私たち塗りかえ俱楽部が主に使用しているフッ素塗料について説明させていただきます。
フッ素塗料
フッ素塗料は、塗料の主成分の樹脂がフッ素系の塗料です。
フッ素塗料のメリットやデメリット等お話しします。
フッ素塗料のメリットとは
他の塗料に比べ、耐久性が一番
フッ素塗料の寿命は約10年です。
他の塗料と比べると長くもつのが、その分費用は高くなります。
しかし、安いからといって他の塗料を使用し、何度も外壁塗装工事を行うと、足場など
塗料以外にも費用が掛かってしまい、トータル面でフッ素塗料を使用する方がお得になります。
親水性が高い
フッ素塗料のように親水性が高いと、雨が降った時に外壁に付着した汚れを、水と一緒に流れ落とします。
そのため、塗膜を痛める原因が少なくなり塗装が長持ちします。
耐熱性
フッ素塗料は外壁素材に密着しはがれにくい性質があり、紫外線等の熱から建物を守ってくれます。
紫外線から守ることで外壁素材の老化を防ぎ、綺麗な状態を長期間保つことができます。
防カビ性、防藻性
フッ素塗料は防カビ性と防藻性を持っているのでカビや藻を作りにくい外壁にすることができます。
付着しても親水効果により取り除くことができます。
完全にカビや藻を防げないので、カビや藻を発見したらすぐ取り除くことをオススメします。
フッ素塗料のデメリットとは
価格が高い
フッ素塗料の最大のデメリットは価格が高いことです。
他の塗料と比べても価格は高いが、耐久性や機能は悪くありません。
フッ素塗料はお家の環境によりますが、約10年外壁リフォームをする必要はなくなります。
そのため、コスパとしては優れており1回にかかる費用は高額になりますが、元をとることはできるでしょう。
耐久性が高く、老化に気づかない
「フッ素塗料だからまだまだもつ。」と、思い込んでしまう人も少なくありません。
フッ素塗料と言っても、塗る業者の人の腕や、家の環境によっても耐用年数は変わってきます。
そのため、塗料の劣化に気づかない可能性があります。
業者の技術力により効果が変わる
フッ素塗料だけではありませんが、技術力がない塗装会社が外壁塗装をした場合、
フッ素塗料の効果を発揮することができない可能性があります。
また、フッ素塗料はクラックになりやすいとして、施工を断る業者もいます。
初めからヒビが入りやすいから、と言って断る業者には頼まない方が無難です。
フッ素塗料に建物への延命効果は無い
フッ素塗料の効果を勘違いし、フッ素塗料を塗れば建物の寿命が長くなると勘違いしている方もいるようです。
フッ素塗料は、高機能性塗料であり、壊れそうな建物にフッ素塗料を塗っても建物の寿命を長くすることはできません。
どんな人に向いているの?
長くもたせたい方
フッ素塗料は耐久性に優れており、防汚性や耐熱性にも優れており、
約10年もつので、とにかく長くもたせたい!という人にオススメの塗料です。
汚れが付きにくくしたい方
外壁の汚れは、見た目が暗い印象になったりしますので、汚れがつきにくいフッ素塗料はオススメです。
親水性で汚れを雨水が流してくれるため綺麗な外壁を保つことが可能です。
長期的にコストを抑えたい方
フッ素塗料は他の塗料に比べると高価ですが、耐久性の高さが他の塗料よりも良いので、
塗り替えの回数が減るためコストを抑えられる場合があります。
自分ではよくわからないな・・・
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