塗料には1液型と2液型があるって話
2018-08-07
塗料には1液型と2液型がある
塗料にはいろんな種類分けがありますが、1液型にするのか2液型にするのかというのも重要になってきます。
そもそも1液と2液で何が変わるんや
いやそもそも1液と2液ってなんやねん
という方、これから外壁塗装を業者さんにお願いしたいって方も、DIYを楽しみたい!って方も、まぁ見ていってやってください。
1液型と2液型とは
塗料缶が1つで、そこに水やシンナーを入れて薄めて塗るのが1液型、
塗料缶が2つで主材(塗料)と硬化剤に分かれているのが2液型です。
2液型は塗装する直前に主材と硬化剤を混ぜ合わせて、それに更に水やシンナーで薄めて塗装していきます。
混ぜ合わせた時に硬化反応をおこしてしっかり固まるので、強固な塗膜が形成されます。
『反応硬化形塗料』、『硬化反応形塗料』とも呼ばれます。
これ元々は2液型のみだったんですが、混ぜた時から硬化が始まっちゃうので
作り置きができないのが難点。
毎回混ぜ合わせることになるので、細かい混合比率に気を遣うし手間がかかるんですよね。
ということで余っても使える便利な1液型を作ろうぜ!となるわけです。
便利で楽なぶん耐久性は2液型に劣りますが…
DIYには1液型、外壁塗装には2液型
とにかくこれを見てください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
1液型 | 安い・混合攪拌の手間がない・余っても使える | 耐久性が低い・保管しにくい・塗れる個所が限られる |
2液型 | 耐久性が高い・保管しやすい(混ぜる前)・様々な場所に塗れる | 価格が高い・混ぜたらすぐに使う必要がある・混合攪拌の手間がかかる |
前章でお伝えしたように、1液型・2液型、両方にメリットデメリットが存在します。
1液型はとにかく便利で安価なのが良いところ。
1つの液体にまとめられているぶん、手間がかからないし余っても使えるし(ただし消費期限はあります。だいたい半年~1年ほど)
耐久性は2液型に比べて劣りますが、DIYには十分です。
一方、2液型は価格が高く混ぜたらすぐに使わないといけないし、手間もかかります。
主材と硬化剤の割合は細かく決まっていて、計測器できちんと測りながら混ぜます。
少しの誤差でも硬化がうまくいかなかったり、早く固まりすぎたりするので
慎重に攪拌する必要があります。
気温や下地の状態でも変わるので、知識や技術がないと難しい作業です。
しかも塗料が固まってしまうまでの間に使い切らないといけないというタイムアタック付き。
DIYで使うのには不向きと言えます。
ですが、外壁塗装に使うのなら、2液型の方が断然おすすめ。
塗る直前に混ぜ合わせるので化学反応がそれはもう爆発的。
それが密着力を高めることになります。
そのため、耐久性も高く、様々な場所に塗装できるんですね。
外壁塗装を業者さんに依頼する際は1液型を塗るのか2液型を塗るのか、
しっかり確認が必要です。
1液型を使用するといわれたら、その理由をきちんと確認しておきましょう。
明確な理由がない場合は2液型の使用をお願いしても良いかもしれませんね。
【 今回のブログ担当:noma 】