養生テープの選び方と使い方
2023-11-28
キレイに塗装を仕上げようと思ったら、養生はとっても大切な要素の一つです。
養生の際に使用するマスキングテープ(養生テープ)って、どれも同じように見えて、
実は同じじゃないってご存知でしたか?今日は、そんな重要視されないけど実は重要なマスキングテープ(養生テープ)について書いてみます。
養生の際に使用するマスキングテープ(養生テープ)って、どれも同じように見えて、
実は同じじゃないってご存知でしたか?今日は、そんな重要視されないけど実は重要なマスキングテープ(養生テープ)について書いてみます。
マスキングテープとは
マスキングテープと聞いて思い浮かべるのは、
こんな感じの方が多いのではないでしょうか。
今、いろいろな柄のかわいいマスキングテープが販売されていますよね。
この写真のマスキングテープは、塗りかえ倶楽部のペイントワークショップの際に、
主にデコレーション用として自由に使えるようにしているものの一部です。日頃から、かわいいマスキングテープを活用していらっしゃる方も多いと思います。
実は、このマスキングテープは、元は塗装用のテープがかわいくデザインされたものなんですよね。
この写真のマスキングテープは、塗りかえ倶楽部のペイントワークショップの際に、
主にデコレーション用として自由に使えるようにしているものの一部です。日頃から、かわいいマスキングテープを活用していらっしゃる方も多いと思います。
実は、このマスキングテープは、元は塗装用のテープがかわいくデザインされたものなんですよね。
でも、塗装の世界でマスキングテープといえば、こちらです。
養生テープという方がしっくりくるでしょうか。
(今回のブログでは、塗装用のマスキングテープを養生テープと表現することにします。)
塗装時には、汚れてはいけないところを保護するためのテープですが、
引っ越しや仮止めなど活用シーンは多く、いろいろなところで見かけます。
引っ越しや仮止めなど活用シーンは多く、いろいろなところで見かけます。
マスキングテープ(養生テープ)の特徴
養生テープの特徴といえば、・粘着力があまり強くない
仮止めなどには、ぴったりの粘着力。一時的に保護して、後で剥がすのにちょうどよい粘着力です。
・剥がしやすい
テープの跡が残りにくく、テープを貼っていたものの材質を傷めにくいです。
ただ、一時使用を目的に作られているので、長期間貼っておくと剥がし跡が残る場合もあります。
ただ、一時使用を目的に作られているので、長期間貼っておくと剥がし跡が残る場合もあります。
・簡単に切れる
ハサミを使わなくても、手で簡単に切れます。
特に、ポリエチレン繊維などが材料のものは手で切っても、まっすぐに切れて便利です。
特に、ポリエチレン繊維などが材料のものは手で切っても、まっすぐに切れて便利です。
養生テープの選び方
養生テープは、全部同じようにみえても、実は商品によって違いがあります。
購入前に下記のことをチェックしてみてください。
購入前に下記のことをチェックしてみてください。
・用途をチェック
養生テープには、建築用・塗装用・車両用などと用途別の商品があります。
DIYなどで使う場合には、建築用・塗装用を選ぶといいと思います。
DIYなどで使う場合には、建築用・塗装用を選ぶといいと思います。
・粘着力をチェック
同じメーカーが販売している養生テープにも、粘着力が異なる数タイプあります。
床や壊れやすいものには弱粘着の方がオススメです。
粘着力が強くなるほど剥がれにくくなります。
床や壊れやすいものには弱粘着の方がオススメです。
粘着力が強くなるほど剥がれにくくなります。
・厚みをチェック
テープの厚みは、微々たるものながら使用感は大きく変わってきます。
薄いほど軽くしなやかで曲線などには使いやすいですが、
使用する箇所によっては頼りなく感じることもあります。
薄いほど軽くしなやかで曲線などには使いやすいですが、
使用する箇所によっては頼りなく感じることもあります。
・幅をチェック
大は小を兼ねる、ということはありません。
使いたい箇所に合わせた幅を選ぶことで、ストレスなく作業しやすく、
仕上りもきれいになると思います。
使いたい箇所に合わせた幅を選ぶことで、ストレスなく作業しやすく、
仕上りもきれいになると思います。
・色をチェック
養生テープは、一時的な使用を目的に作られているので、
剥がし忘れがないように目立ちやすい色のものが多いです。
最近は白い養生テープもありますが、白い壁に白い養生テープでは目立たなくなってしまいます。
剥がし忘れがないように目立ちやすい色のものが多いです。
最近は白い養生テープもありますが、白い壁に白い養生テープでは目立たなくなってしまいます。
塗装時の使い方とコツ
塗装するときに1番重要なのは、下準備!つまり、養生です。
養生をキレイにすれば、塗装もキレイにできますよ。
養生をキレイにすれば、塗装もキレイにできますよ。
・貼る面のホコリや油分・水分を拭き取り、キレイにしておく
養生テープを貼る下にゴミや油分等があると、
テープが浮き上がり、塗料が入り込んできてしまいます。また、砂壁や汚れのひどい面、劣化の激しいところ、織物などには養生テープは不向きです。
テープが浮き上がり、塗料が入り込んできてしまいます。また、砂壁や汚れのひどい面、劣化の激しいところ、織物などには養生テープは不向きです。
・まっすぐ、しっかり押さえてテープを貼る
テープのラインが塗装面の境になるので、ガタガタにならないようにまっすぐ貼ります。
テープに浮きがあると、塗料が入り込んでしまうので、テープを貼りつけた後に、
指でしっかりなぞったり、乾いたぞうきんやタオルでしっかり押さえます。凸凹な面には、養生テープに加えてコーキング等をしておくと仕上りがきれいになります。
テープに浮きがあると、塗料が入り込んでしまうので、テープを貼りつけた後に、
指でしっかりなぞったり、乾いたぞうきんやタオルでしっかり押さえます。凸凹な面には、養生テープに加えてコーキング等をしておくと仕上りがきれいになります。
・塗料が半乾きのときにテープを剥がす
テープを剥がすタイミングも大切です。
塗料が完全に乾燥してしまうと、テープについた塗膜と一緒に塗装面の塗膜を剥がしてしまうことがあります。
反対に早すぎると、塗料が飛んだり垂れてきたりすることがあります。
まだ湿っぽいけど、指で触っても塗料がつかないくらいのタイミングでテープを剥がすのがよいでしょう。
塗料が完全に乾燥してしまうと、テープについた塗膜と一緒に塗装面の塗膜を剥がしてしまうことがあります。
反対に早すぎると、塗料が飛んだり垂れてきたりすることがあります。
まだ湿っぽいけど、指で触っても塗料がつかないくらいのタイミングでテープを剥がすのがよいでしょう。
広い面の養生には
広い面の養生には、養生シートや新聞紙を養生テープで貼り付けますが、
養生シートと養生テープが合体した便利な商品『マスカー』もあります。
マスカーについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。マスカーを使用するときは、マスカーについているテープの粘着力を確認して、
もし、「強すぎるな、、」と思ったら、先に弱粘着の養生テープを保護したいところに貼って、
その上にマスカーのテープを貼るようにします。
そうすることで、テープを貼る面の材質への負担が軽減されます。
もし、「強すぎるな、、」と思ったら、先に弱粘着の養生テープを保護したいところに貼って、
その上にマスカーのテープを貼るようにします。
そうすることで、テープを貼る面の材質への負担が軽減されます。
養生を極めて、素敵な塗装ライフを!
【今回のブログ担当:nog】