カラーユニバーサルデザインとは
2020-05-26
ユニバーサルデザイン
みなさん「ユニバーサルデザイン」って知ってますか?
「文化・言語・国籍や年齢・性別などの違い、能力などにかかわらず、すべての人が利用できることを目指した製品、サービス、環境のデザイン」のことを言います。
今回、外壁とか塗装とかからはちょっと離れますが、色繋がりってことで、ユニバーサルデザインの中でもカラーに特化した、「カラーユニバーサルデザイン」についてご紹介したいと思います。
人によって違う見え方
私たちが見ている色の世界は、『赤・青・緑』の3原色が混ぜられて再現されています。
しかし、私が見ている色が皆さんにも同じに見えているとは限りません。
眼には赤・青・緑を感じるセンサーがありますが、そのセンサーが1種類だけしかなかったり、2種類だけしかなかったり、全体的にくすんだ色に見えたりする人がいます。
このような状態を「色覚多様性」といいます。
その方たちは、赤いリンゴが赤に見えなかったり、看板に書かれた文字が読みづらかったりします。
ですから、色覚多様性の人や高齢者など、あらゆる人に見えやすいよう配慮してデザインしなければいけません。
それが「カラーユニバーサルデザイン」です。
カラーユニバーサルデザイン
標識・表示・Webコンテンツ・印刷物などを作成する時に「カラーユニバーサルデザイン」が大事だということはわかっていただけたと思います。
では、どのような事をしたらいいのか。実際に説明していきたいと思います。
文章の一部を強調したい時、文字の色を「赤」にしたりしますよね。
でも、色覚多様性者は、赤という色は黒と区別しづらい色なのです。
また、緑色も黒と区別しづらい色です。
ですから、強調されているのがわからないかもしれません。
では、どうやって強調しているのをわかってもらうことができるのでしょうか?
実は、オレンジや水色を使うといいみたいです。
もちろん地の色にもよりますが….
このようにすべての人が同じように理解できる様にするにはいろいろな知識と工夫が必要になります。
色の組み合わせが難しいと思う方は、ネットで「カラーユニバーサルデザイン 配色」などで検索するといろいろと出てきます。
そちらを参照してみてください。
また、色で区別しようとするからわからないので、形を変えたり、柄を入れたりして区別してみてはどうでしょうか?
「誰にでも見えやすく」という点で考えると….
白地に黒の文字や、彩度の高い色の組み合わせなど、一般の方でも眩しくて見えにくいものがあります。
また、色数が多くなるとごちゃごちゃとして内容がわかりにくくなる場合もありますよね。
ですから、そうゆう組み合わせを使わないようにした方がいいですね。
カラーユニバーサルデザインは誰にでもやさしい環境づくりに大事な役割を果たしています。
難しい所もありますが、誰もが幸せな生活が送れるよう、見やすいものづくりを心掛けたいものです。
みなさんも街にあるものをじっくり見てみてください。
こうゆうカラーユニバーサルデザインがいろんな所で見つかると思いますよ。
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[担当 Fuji]