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ペンキとニスとそれからステイン

2018-02-24


塗料ってなんかいっぱいある

唐突ですがみなさん、ペンキ・ニス・ステインの違いって分かりますか?

私はここに勤めるまで、
まぁペンキはアレやろ。アレ。でニスは小学生の時に図工で使ったことあるわ。
ステイン?ナニソレオイシイ?
というレベルでした。

いや知ってるわって方も、復習がてら私のブログのミスチェックがてら、
塗装する前にもう一度ぜひ確認してください。

明らかに違うペンキとニス

ペンキの塗装
ニスの塗装

ペンキと聞いて頭に浮かべるものとニスと聞いて浮かべるもの、
全然似てないし多分その浮かんでるもので正解なんですが、

ちょっとだけ掘らせてください。

テキスト量を稼がせてください。

これどっちも塗料の一種で、明確に区別されているわけでもないんですが、一般的に

塗ると木目や塗装対象物の質感が隠れるものをペンキ
塗っても木目が隠れないものをニス

と呼んでいます。

なので、成分的には
ペンキには顔料が多く、ニスには樹脂が多めに入ってるものが多いです。

(顔料は色をつける、樹脂は塗膜を作る)

顔料がこれくらい入ってたらこれはペンキ!
とか法的に決まってるわけじゃないので、メーカーさんによっても成分の配分は違いますが、
ざっくりそんな感じです。

分かりにくそうなニスとステイン

ニスの塗装
ステインの塗装

ニスは塗膜を作る樹脂が多めに入っているだけあって、木の表面を保護することができます。

対してステインは木を保護するものではありません。

ステインは木に染み込んで色をつけます。
保護はできませんが、表面に膜を作るわけではないので、濃い色でも木目が隠れにくいし、
塗り重ねも自然に出来るので自分の好みに濃淡を調整しやすいというメリットがあります。

DIY初心者に超おすすめです。失敗しづらいので。

でも保護できないなんてコエー
外で使えねーー
って方は、油性ステインを塗ったあとに上から油性ニスを塗ればオッケー。

ステインに保護機能が追加されます。

ただニスを塗ると、めっちゃ保護できるぶん、木の質感は自然ではなくなってしまいます。
艶が出すぎてしまうんですねー

ニスが好みじゃなけりゃオイルフィニッシュ

もっと自然な感じにしたい、オシャレ感第一!
って方にオススメなのは、ニスではなくオイルフィニッシュ。

オイルフィニッシュもステインと同じく木に染み込んで、その上保護もします。

出る艶といえば濡れたような落ち着いた艶なので、
使い込んだ雰囲気が出せたり、とにかくオシャレ感は抜群です。

でもオイルフィニッシュにもニスに劣るところはあるんですけどね…

オイルフィニッシュも保護はしてくれますが、水に弱い。
なので耐久性はやっぱりニスが一番です。

水で濡れる可能性のあるもの、屋外で使うものなんかにはニスを使ってください。

油性ステイン+油性ニスが耐久性で考えるなら最強組み合わせです!!

派手な格好が好きでとにかく強いのがニス。
オシャレだけど強さはそこそこなオイルフィニッシュ。

ヤンキーがニス
サブカルがオイルフィニッシュ

で覚えましょう。

オイルステイン君

ニス仕上げ君

おわりに

知らないままDIYを始めて失敗しながら上手くなっていくのも楽しいですが、
塗料や資材のことを知ってから始めれば失敗作品は増えません。

プロ並みの作品を作ってメルカリで売って小遣い稼ぎもできるようになりそうですね…!!

そのDIYでの知識が、家の外壁や屋根を塗り直すときにもいつか役立つはず。

業者さんで使っているのはホームセンターで売っているものとは違いますが、
基本の情報はどの塗料にも共通してますもんねー

ねー

ねー……

(着地点迷子になりました)

【今回のブログ担当:noma】

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