塗装用ローラーのはなし~種類を知るの巻~
2018-05-10
塗装ローラーを更に掘り下げる
前回はローラーの大きさや、塗装するとき必要なものなど、ふわっとした情報を書きましたが、
今回はそのローラーに使われている素材についてという大多数の人が興味の沸かない記事を書こうと思います。
累計10PVでもあれば十分だと思っています。
人気者のローラー様のことを少しでも知りたい…
他人からしたらどうでもいいことかもしれないけど、それでも知りたいの…!!!!
という全世界中10人の方だけ読んでくれればいいんです。
ローラーの繊維
ローラーには何の繊維が使われているのか。
従来はいろんな天然素材が使われていたらしいんですが、現在は大体下の三種類が使われています。
アクリル繊維
軽くて柔らかくてしなやか。
スムーズな転がりと塗料含みに優れるアクリル繊維。
3つの中で突出しているのは耐酸・耐アルカリ性!!
いろんな種類の塗料に使えてその対応力最高!ヘビロテ決定!\(^^)/
ただ、強度はポリエステルに劣ります。
エマルションなど水性塗料と相性抜群!ヘビロテ決定!\(^^)/
ポリエステル繊維
優れた強度で磨耗に強い抜群の耐久性。
そのため毛抜けや毛切れが少ないのがポリエステル繊維。
そして弾力性・弾性率が大きいので粘度が高い塗料もドンと来い。
マジ卍だしマジやばたにえんです。
溶剤形や環境対応形塗料との相性抜群!ヘビロテ決定!\(^^)/
ナイロン繊維
合成繊維のなかで最も強く、その強度は濡れてもほとんど変わりがありません。
塗料離れが良く、弾力性に富んでいます。
但し…酸に弱いので使える塗料は限られていて、主には>床材や防水材用、高粘度塗材に使います。
ヘビロテせずにトクベツな日に使いましょう。
ローラーの組織
そしてもう一つ、ローラーの組織です。
服も同じ素材で作っていても織り方ひとつで生地感や着心地が全然違いますよね。
ローラーも違うんです。
ハイパイル
ハイパイルは綿状のパイル(繊維の集合体)を裏地と一緒に編み込んだ編物。
編物なのでループ状にした糸に更に糸を引っ掛けて編み上げる、例のアレです。ニットです。
塗料の含み・かぶりに優れる反面、飛散性・仕上がりが少し劣ります。
扱いやすいので外壁の塗装にどぞ。
ウーブン
タテ糸とヨコ糸を直角に交差させた織り裏地に、糸状のパイル(繊維の集合体)を織り込んだ織物。
パイルの密度が高く気泡が塗料に巻き込まれにくいので、仕上がり・塗料の低飛散性に優れます。
摩擦や引っ張りにも強く、粘度の高い塗料にも適してます。
内装の塗装にどぞ。
おわりに
よくわかんないし硬いし読むのメンドイ
という方はこれだけ知っておいてください。
水性にはアクリル ⇔ 溶剤にはポリ
外壁にはパイル ⇔ 内装にはウーブン
これで十分です。
実はこの記事は2行にまとめられる内容だったのです…!!!!
【 今回のブログ担当 : noma 】