そもそも塗料の種類の違いって何?③シリコン塗料
2017-06-14
塗料の成分
塗料とは、「顔料、添加剤、合成樹脂」これらの3つの成分を混ぜ合わせたものをいいます。
・顔料:色を形成する役割
・添加剤:樹脂を溶かす希釈
・合成樹脂:耐久性などの保護機能
この中でも合成樹脂は、4つの種類があり、どの合成樹脂を使うかによって
耐久年数が大きく変わるので、塗料を選ぶので一番重要です!
合成樹脂
合成樹脂は油性(シンナーを溶剤とした塗料)と水性(水を溶剤とした塗料)に分類されます。
水性は1液タイプと2液タイプの2つにわかれます。
1液タイプ・・・主剤を希釈して使用します。素人の方でも使いやすいです。
2液タイプ・・・主剤と硬化剤を混ぜて希釈して使用します。
混ぜた塗料は半日もすると固まってしまうため、使う分量だけ混ぜるようにしましょう。
図で見ていただいたように、合成樹脂は「アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素」の4種類あります。
今回はシリコン塗料について説明させていただきます。
シリコン塗料
シリコン塗料は、合成樹脂がシリコン系である塗料です。
シリコン塗料のメリットやデメリット等お話しします。
シリコン塗料のメリットとは
費用と品質のバランスが良い
品質に対して価格がお手ごろで、フッ素系の塗料のような高級感のある仕上がりとはいきませんが、
一番のメリットは品質に対して価格がお手ごろという点です。
汚れが付着しにくい性質であるので、塗装したてのような美観が長持ちします。
アクリルやウレタン塗料と比べ耐久年数が長い
アクリル塗料やウレタン塗料と比べて単価は高いが、
耐久年数の長さを比較して考えるとシリコン塗料の方がお得となります。
そして、紫外線に強い塗料なので外壁などの紫外線の影響を受ける場所には適しています。
汚れにくい塗料
防水性と撥水性(水を弾く性質)に優れていて、耐久力も高いのが特徴です。
先ほどもお伝えしたように紫外線にも強く、光沢もあることから高級感を演出しやすい塗料でもあります。
また、撥水性があるため汚れが付きにくく、湿気や温度の変化にも強く、
柔らかい塗料なので塗る際は伸びが良く、ひび割れが起こりにくいと言われています。
シリコン塗料のデメリットとは
ひび割れしやすい
先ほどもお伝えしたようにひび割れしやすい塗料となっており、
塗装してから何年も経つと塗膜が固くなり、ひび割れしやすい塗料となってしまいます。
建物に動きが生じなければヒビは入りにくいが、地震などの大きな力が加わった場合
ヒビが起こりやすくなってしまいます。
DIYには不向き
顔料が沈澱しにくく、頻繁に撹拌して使わないといけなく、手間がかかる塗料です。
また、モノをはじく性質があり、塗り重ねをするとき密着が悪いので、DIYには不向きな塗料です。
アクリル塗料やウレタン塗料より高価
アクリル塗料やウレタン塗料よりは高価な塗料です。
だが、耐候性や耐久年数はシリコン塗料の方が断然上ですので、値段の対比にならない高い効果を発揮してくれます。
どんな人にむいているの?
匂いがあまり気にならない
住宅地で溶剤臭が気になる家族でも安心してお使いできます。
アクリル塗料やウレタン塗料の水性タイプは今まで、変色や耐候性などに心配がありましたが
シリコン塗料なら水性塗料でも、高い性能を持っています。
耐久性とコストのバランスを重視する方
耐久性とコストのバランスを重視したい方にオススメです。
シリコンの耐用年数がだいたい7~9年なので、アクリル塗料とウレタン塗料より長くもちます。
しかし、断熱性など特別な機能がないので、そのような機能を求めない方には適した塗料です。
メンテナンスの手間を減らしたい方
掃除やメンテナンスの回数を減らしたい方に向いています。
防汚性に優れており、汚れが付着しににく、付着した汚れも簡単に落とすことができます。
お手入れの手軽さでもシリコン塗料がオススメです。
光沢感のある外壁に仕上げたい方
光沢感のある外壁にしたい方に向いています。
色褪せしにくい塗料なので、艶や光沢のある見た目が長続きします。
自分ではよくわからないな・・・
どんなお悩み・ご質問全て承ります(^▽^)!!
不安になっていることや疑問に思うことなど一度ご相談下さい。
私たち『塗りかえ俱楽部』がお答えいたします。
お問い合わせ