そもそも塗料の種類の違いって何?①アクリル塗料
2024-10-02
塗料の成分
塗料とは、「顔料、添加剤、合成樹脂」これらの3つの成分を混ぜ合わせたものをいいます。
・顔料:色を形成する役割
・添加剤:樹脂を溶かす希釈
・合成樹脂:耐久性などの保護機能
この中でも合成樹脂は、4つの種類があり、どの合成樹脂を使うかによって
耐久年数が大きく変わるので、塗料を選ぶので一番重要です!
合成樹脂
合成樹脂は油性(シンナーを溶剤とした塗料)と水性(水を溶剤とした塗料)に分類されます。
水性は1液タイプと2液タイプの2つにわかれます。
1液タイプ・・・主剤を希釈して使用します。素人の方でも使いやすいです。
2液タイプ・・・主剤と硬化剤を混ぜて希釈して使用します。
混ぜた塗料は半日もすると固まってしまうため、使う分量だけ混ぜるようにしましょう。
図で見ていただいたように、合成樹脂は「アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素」の4種類あります。
今回はアクリル塗料について説明させていただきます。
アクリル塗料
アクリル塗料は、アクリル樹脂を混ぜた塗料です。
アクリル塗料のメリットやデメリット等お話しします。
アクリル塗料のメリットとは
価格が安い
寿命は4~5年と短いですが、価格がお安いので何回も塗り替えをしたい方にはオススメの塗料です。
低コストで塗装工事ができるのは大きな魅力です。
塗料の種類が豊富
アクリル塗料の歴史は長いので、ほかの塗料と比べると製造量が多くあります。
なので、多くの種類から自分好みの塗料が選べます。
重ね塗りに富んでいる
付着力が高いので、短期間での塗り替えの際に付着しやすいです。
ただし、塗膜の劣化が発生している場合は、重ね塗りをすると不具合が起きてしまうことがあるので
専門の方に相談するのをオススメします。
アクリル塗料のデメリットとは
劣化が早い塗膜
塗膜の寿命が短く4~5年ほどしかありませんので、早く劣化してしまいます。
これは、日光による紫外線によってラジカルという不対電子が発生することにより
酸化還元反応をしやすくなり、樹脂同市の結合が壊されてチョーキングしやすくなるためです。
ヒビがはいりやすい
塗膜が固いためひびがはいりやすくなります。
表面が割れてしまった場合は、そこから水が入りやすくなるので、
最悪の場合は内装にシミができたり、カビが発生したりします。
浸透性が良すぎる
室内の湿気を外部に逃がすことができるのでいいんですが、
逆に外部の湿気も室内に通してしまう性質があります。
どんな人に向いているの?
対応年数が短くても良いという方
短期間に塗りかえたい!色の変化を再々したい!!
という方はアクリル樹脂塗料でも十分に使うことができると思います。
一番に価格重視する方
アクリル樹脂塗料は価格が安いので、安く済ませたい方にはオススメです。
しかし、塗装にかかる費用は塗料以外にもたくさんあるので、
思った金額とは違うかもしれませんが、塗料の中では一番安い塗料です。
自分で塗りかえができる方
アクリル樹脂塗料を使えばいつもきれいな外壁でいられます。
しかし、頻繁に足場をかけたり道具を準備して塗る方は少ないと思います。
もし、業者に頼むとしたら塗りかえのサイクルコスト面は高くなります。
なので、自分で塗りかえができる方はオススメします。
デザインを重視する方
アクリル樹脂塗料は仕上がりがとてもよく、ツヤがありピカピカです。
アクリル塗料は比較的重ね塗りが簡単なので素人の方でもきれいに仕上がります。
色の種類も豊富なのでカラーやデザインをこだわりたい方にはオススメです。
自分ではよくわからないな・・・
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