そもそも塗料の種類の違いって何?②ウレタン塗料
2024-10-10
塗料の成分
塗料とは、「顔料、添加剤、合成樹脂」これらの3つの成分を混ぜ合わせたものをいいます。
・顔料:色を形成する役割
・添加剤:樹脂を溶かす希釈
・合成樹脂:耐久性などの保護機能
この中でも合成樹脂は、4つの種類があり、どの合成樹脂を使うかによって
耐久年数が大きく変わるので、塗料を選ぶので一番重要です!
合成樹脂
合成樹脂は油性(シンナーを溶剤とした塗料)と水性(水を溶剤とした塗料)に分類されます。
水性は1液タイプと2液タイプの2つにわかれます。
1液タイプ・・・主剤を希釈して使用します。素人の方でも使いやすいです。
2液タイプ・・・主剤と硬化剤を混ぜて希釈して使用します。
混ぜた塗料は半日もすると固まってしまうため、使う分量だけ混ぜるようにしましょう。
図で見ていただいたように、合成樹脂は「アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素」の4種類あります。
今回はウレタン塗料について説明させていただきます。
ウレタン塗料
ウレタン塗料は、ウレタン系樹脂を主成分とした塗料です。
ウレタン塗料のメリットやデメリット等お話しします。
ウレタン塗料のメリットとは
光沢のある塗料
光沢のある塗膜を作るので、ピカピカ光るような高級感ある仕上げとなります。
逆に、艶消しにしたい場合はオススメしない塗料となります。
密着性が高い塗料
密着性が高い塗料ですので、素人の方でも扱いやすい塗料です。
失敗しにくいのでDIYにもおすすめの塗料です。
種類が豊富な塗料
現場で長く親しまれている塗料ということもあり、国内外の各メーカーが生産しているため、色や種類が豊富です。
水性や、弱溶剤、強溶剤、遮熱塗料など、場所や用途に合わせて選択でき、バラエティーに富じた塗料です。
メンテナンスが楽
ウレタン塗料は素地の表面を樹脂で覆うので、傷に強くなっております。
そのため、次回の塗装のメンテナンスの際も手間なく行うことができます。
ウレタン塗料のデメリットとは
5~7年しか持たない耐久性
ウレタン塗料は、耐用年数が約5~7年程度と言われています。
一番安値なアクリル塗料に比べると耐久年数は長いんですが、
それ以上の塗料に比べるとどうしても耐久年数が短くなってしまいます。
逆に、建て替えや引っ越しなどの予定があり、こまめに塗り替えたり常に新しい状態にしたい場合には
低価格で機能も安定していて、バリエーションも豊富なので最適です。
紫外線に弱い
外壁は毎日紫外線にさらされることになりますが、ウレタン塗料は紫外線による変色が起きやすいと言われています。
劣化の具合は異なりますので必ず生じるとは言えませんが、黄変しやすいと言われています。
ここ数年のウレタン塗料は、改良を重ね黄変しない塗料も多くなってきました。
汚れが目立ちやすい
ウレタン塗料の塗膜は汚れを付着させやすく汚れやすくなっています。
たった数年で全体汚れて、古臭い外壁になってしまいます。
近年は、汚れにくい塗膜にする事ができるウレタン塗料も増えました。
どんな人に向いているの?
高級感を出したい方
ツヤがあり光沢感が高い塗料ですので、高級感を出したい方にオススメの塗料です。
安く塗装工事を行いたい方
シリコン塗料と比べると安値な塗料であり、アクリル塗料より
質の良い塗料なので安くそれなりの塗装工事を行いたい方にオススメの塗料です。
こまめに塗装工事をしてイメージチェンジしたい方
シリコン塗料と比べると耐久性に劣りますが、先ほどもご説明させていただいたように、
建て替えや引っ越しなどの予定があり、こまめに塗り替えたり常に新しい状態にしたい方には、オススメの塗料です。
自分ではよくわからないな・・・
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