屋根塗装などに使われる高日射反射率塗料って知ってる?
2020-03-25
高日射反射率塗料って?
みなさん、「高日射反射率塗料」ってご存知ですか?
塗料の中に含まれる特殊顔料の作用で、太陽光の近赤外線領域の光を高いレベルで反射する塗料のことです。
一般的に「遮熱塗料」と呼ばれています。
なにやら難しい単語がでてきましたね・・・
まずは太陽光についてお話します。
太陽光の波長は①紫外波長域 ②可視光波長域 ③近赤外波長域の3つに分類されます。
この中で③近赤外波長域は太陽光の約50%のエネルギーを占めるのですが・・・
遮熱顔料を使用することで、近赤外線領域の光を効率よく反射するのです!
上の図のように、光線の反射が多い分、塗装素材への熱の吸収は抑制されるのです。
日射反射率って?
では「日射反射率」とは一体なんなのでしょうか?
言葉の通り、太陽光に含まれている近赤外領域の光を高いレベルで反射する率のことです。
屋根・外壁塗装で高日射反射率塗料を選ばれた場合、色サンプルには各色ごとに日射反射率が数字で表記されております。
反射率の数字が大きくなるほど遮熱効果は高くなります。
屋根面などの温度上昇を抑えることができるので、室内の温度上昇を抑制しますので結果的に省エネにもつながりますね。
塗料の色によって遮熱効果に違いがあるの?
さて、この日射反射率ですが色相によって違いはあるのでしょうか?
結果から言いますと違いはあります。
反射率は色によって異なり、暗い色ほど低くなり、明るい色や薄い色ほど高く遮熱効果は上がります。
下の画像は、水谷ペイント株式会社の快適サーモのカタログから抜粋してますが日射反射率が記載されています。
サーモブラックが41.6%、サーモパールグレーが75.1%と反射率の差は30%以上もありますね。
一般的に白、淡彩色は、可視光領域の反射率が高いため、遮熱効果が出やすいのです。
しかし色相だけで選ぶと白系は汚れが目立つというデメリットもあります。
屋根だけではなく、外壁でも同様です。屋根は日々雨風に晒される部分になります。
そう考えますと、反射率も含め色相をどれを選ぶのか?とても重要なポイントになってきます。
最後に
塗料は種類によって、様々な性質を持つものが存在しています。
家の環境、地域によっても、使用した方が良い塗料というのは変わります。
使っていい塗料、使ってはいけない塗料もありますし、
塗装や補修の方法も家によって異なってきます。
まずは我が家の状態チェックをしてみましょう!
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〔今回のブログ担当:Hamada〕