外壁塗装の耐用年数について
2023-11-29
塗り替えどきっていつ?うちはまだ大丈夫?
今回は、そんな気になる外壁の塗り替え時期と耐用年数のお話です。
なぜ外壁塗装は劣化するの?
建物は、日頃から雨や風などの外的要因から攻撃を受けています。
塗装はそのような外的要因から建物を守るためのいわば鎧のようなもの。
しかし、その塗装さえも建物と同じようにそういった外的要因による劣化をしていきます。
耐用年数とは?
外壁塗装の耐用年数とはどのような意味でしょうか?
なんとなく分かっていても、いざ外壁塗装を検討し始めると分からないことも増えるので、是非お役立てください。
外壁塗装の耐用年数の目安
耐用年数は外壁塗装に使用する塗料の種類によって大きく異なります。
外壁塗料は大きく分けて4種類あります。
そこで、外壁塗装で使われる主な塗料の耐用年数と特徴を簡単にご説明します。
●アクリル 5~8年
種類も多く、比較的安価な塗料。他の塗料に比べ、汚れやすく耐久性に劣るが、
建物の耐用年数を考えず、短期間で別の色に塗り替える場合に適している。
●ウレタン 8~10年
数年前までは外壁の塗替え用として最も普及していた塗料。比較的安価で、防汚性、
施工面に優れているが、耐久性が劣るため、長期的な外観維持には不向き。
●シリコン 10~15年
価格と機能のバランスが良く、住宅塗装で現在もっとも多く使用されている塗料。
安価な塗料に比べて耐久性にも優れている。
●フッ素 15~20年
一般的な塗料の中では最高グレードの塗料。塗膜の寿命が非常に長いのが特徴。
ツヤ消しが可能なため、高級感のある落ち着いた意匠を行うことができる。コストが高めで、塗膜も硬いものが多く、ひび割れしやすいため注意が必要である。
このように塗料ごとに耐用年数の目安や機能は全く異なります。
現在、主流になっているのはシリコン塗料です。
フッ素は耐用年数が高いが、その分コストもかかるので一般家庭ではあまり使用されません。
一般的に耐用年数が長かったり、機能性に優れた塗料になるほど、価格も高価になる傾向にあります。
外壁塗装の耐用年数はあくまで「目安」
耐用年数について注意しておきたいことは耐用年数はあくまで『目安』として考えること。
その理由をご説明いたします。
外壁塗装の耐久年数は、壁の材質、周りの環境などに左右されるので、全く同じ状況の家はありません。
そのため、耐用年数の正確なデータは非常に取りにくいのが現状です。
同じ塗料を使用した場合でも、立地条件や方角によって劣化の進行が早くなることもあり、
一概に塗料メーカーのパンフレットに記載されている耐用年数が発揮されるとは言い切ることはできません。
あくまで外壁塗装の耐用年数は目安である。ということを覚えておきましょう。
他にも塗料について様々な発信をしていますので、
是非、ご覧ください♪